我が社では年に一回、毎年3月最終日曜日に、全体会議を開催しております。
開催場所は渋谷の貸会議室です。
大きめの部屋を借りて、着座間隔を開けて密を避け、換気・消毒を徹底して開催します。
調剤報酬改定がある年は、改定の話で一日終わってしまうのですが、今年は調剤報酬改定がない中間年ですので、みっちりと中身の濃い話し合いが出来ました。
テーマは大きく分けて2つ。
①『Pharms』(オンライン服薬指導)、『PocketMusubi』(服薬後のフォロー)をどうやって患者さんにお勧めするか。
②地域連携薬局の要件『医療機関への情報提供;月平均30回』をどう取り組むか。
この2つは将来の薬局存続を左右すると言っても過言ではありません。
どちらもかなりハードルが高いテーマですが、何故この2つを取り組まなければいけないのか?を丁寧に、十分すぎるほど(^-^;私からスタッフに説明させてもらいました。
丸一日かけてこのテーマを議論し、何が足りなくて、何が必要なのか?を皆真剣に取り組んでくれました。
毎年毎年私が『将来はこうなる。こんな薬局業界になっている。』と伝えてきたことがことごとく現実のものとなっています。
でもこうやってみんなの力を合わせて同じ方向を見て、同じベクトルを持ってその“道”を進めば、必ずや目的地にたどり着きます。
大手のチェーン店はあらゆる「人・モノ・カネ・情報」を駆使してショートカットして突き進みますが、それとは違って我々地域密着型の薬局は回り道をしているのかもしれません。
“道”は必ずどこかでつながっています。
[ONTHEROAD]社名の由来もここからきています。
遠回りでも、1cmでも1mmでも前に進んでいれば、必ずその“道”は目的地に繋がっています。
今年度の“道”を全員で確かめられた実りある一日でした。