平成30年度神奈川県ワークライフバランス推進企業に選ばれました。
弊社は平成27年度より働き方改革を実践してきました。
始めたきっかけは、今どきの就活生が会社を決める際の優先順位を知ったことです。
【1位:ワークライフバランス】【2位:やりがい】【3位:賃金】・・・
当時の私は「ワークライフなんちゃら、って何???」という程度でした。
『うちのような小さな企業がこれから生き残っていくためにはこれしかないっ!!』
と決断したのが全ての始まりでした。
始めた当初は試行錯誤の連続で中々前に進みませんでした。国が進める働き方改革よりも、一歩も二歩も踏み込んだ中身になっていましたので、スタッフがついて来れなかったんですね。。。
社長の私が先頭に立って旗振り役をやってはいましたが、笛吹けども踊らず、の状態が続いていました。原因を探ったところ、従業員が『また社長なんか新しいこと始めたよ。。。』という空気があったのです。従業員のためにやっていたと思っていたことが、従業員にとっては、自分事として捉えていなかったのですね。
会社のためではなく、『あなた達のための制度なんだよ』ということを理解してもらうことに一番苦労しました。県のアドバイザー派遣制度を利用して、管理職への制度理解等もしてもらいました。私が話すよりも、アドバイザーの専門家に話してもらったことで、従業員の理解度も意識も数倍変わりました。このアドバイザー派遣以降は、管理職も含めて従業員が会社のワークライフバランス制度が自分事としてとらえることが出来るようになったのです。しかも今度は管理職が先頭に立って、部下たちへこの制度を積極的に使っていこう、と声かけが出来るようにもなったのです。
そのおかげもあって、現在では
・パパママ休暇
・おすそ分け休暇
・病気休暇
・夏休み1週間(7~9月中)
・在宅勤務制度(在宅型テレワーク)
などを、就業規則に盛り込むまでになりました。
現在の在宅勤務制度は、事務所職員のみの適用ですが、今後は薬剤師にも拡充していく予定です。薬局業界でも薬剤師に在宅勤務制度を適用している企業は少ないのではないでしょうか。
今回、神奈川県より平成30年度神奈川県ワークライフバランス推進企業2社のうちの1社に選んでいただきましたが、その名に恥じることなく、従業員が「この会社に入ってよかった」と思ってもらえるよう、まだまだ働き方改革を進めていこうと思います。